恋愛映画、特に国産のリアルな映画は見ると素で彼女が欲しくなってしまうため極力避けているのだが、観る物が無かったのでつい観てしまった。しかし本作はヒロインであるジョゼの性格設定がエロゲーばりに有り得ないもので、ある種の萌え映画、ファンタジーとして安心して観られた。といっても現実離れしているのはヒロインの性格だけで、他はリアルだ。福祉関係に進みたいと言っていた同級生の女が男を寝取られて「障害者のくせに」とジョゼを引っ叩いたりするし、ジョゼはジョゼで男はどうせ去ってしまうだろうが、それはそれでよし、と達観している。そして男は実際にジョゼの元を去り、おっぱいのでかい女の元に戻ってしまう。
苦味のある終わり方だが、嫌な感じはしない。水族館ラブホテルでのジョゼのモノローグのお陰で、切ないだけでなく「そうだよな、こんなもんなんだよな、でも淡々といくしかないんだ」みたいな穏やかな諦念のようなものが染みてくる、好みのタイプの映画だった。あとくるりの音楽もよかった。
- 2008/08/24(日) 00:44:01|
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